2007年9月8日土曜日

帯広殺人未遂事件 控訴審も懲役5年 発令なし判事補裁判

 札幌高裁が今年二月、最高裁の発令を受けていない札幌地裁の判事補に判決宣告の職務を代行させ、最高裁が「判決宣告は違法」として同高裁に差し戻した事件の判決公判が五日、あった。同高裁は、いとこをナイフで刺したとして殺人未遂罪などに問われた帯広市の男(60)に、懲役五年とした一審判決を支持し、男の控訴を棄却する判決をあらためて言い渡した。
  札幌高裁は、この事件を含む二件の判決宣告で、職務代行に必要な手続きを経ていない判事補を立ち会わせた。判決内容に問題はなかったが、検察側が「手続きに違法な点がある」として上告。最高裁は七月、同高裁判決を破棄し、審理を差し戻していた。

(北海道新聞より引用)

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