緊急停止信号を出す防護無線が作動し、JR札幌駅発着の十四日の列車が五時間以上にわたって運転を停止したトラブルは、十五日になっても尾を引き、始発から特急を含む三十九本の列車が運休した。ダイヤは同日午後には平常に戻る見通し。JR北海道は同日午後一時現在、無線誤作動の原因は依然特定できない、としている。
同社によると、防護無線で停止信号を受信した十七本の列車を札幌運転所などに収容。十五日朝まで、無線機三十六個の内部を開け配線の腐食や端子の緩みなどを調べたが、異常は見つからなかったという。
中島尚俊社長を本部長とする事故対策本部は、誤作動の原因を特定するため、研究機関に調査を委託することなどを検討している。
この点検のため十五日は運行車両が不足し、釧路発札幌行き特急「スーパーおおぞら2号」のほか、「快速エアポート」など千歳、函館、学園都市線の普通列車三十八本が運休、約八千二百人に影響が出た。
(北海道新聞より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿