2008年1月4日金曜日

札幌の金田さん新星発見 こぎつね座に

札幌市南区のアマチュア天文家で自営業金田宏さん(54)が、「こぎつね座」の中に新星を発見し二十七日、国際天文学連合(IAU、本部・パリ)から認定された。これまで金田さんは小惑星の発見に特化していたが、新星は初めて。
 金田さんによると、二十五日午後五時半ごろ、こぎつね座の中に明るさ八・七等級の見知らぬ星があるのを、自作のパソコンソフトを使って発見、デジタルカメラで撮影した。IAUからは「V459 Vul」と命名された。
 国立天文台(東京)によると、新星は終末期の恒星の表面で爆発的な核融合が起きて急に明るく輝く星で、その後次第に暗くなっていくのが特徴。世界で年間十数個発見され、日本では今年、金田さんの発見で十二個目となる。
 金田さんは、これまで約七百個の小惑星を発見。二○○一年に「コンサドーレ」と命名された小惑星の発見者の一人。新星を探し始めたのは八月からで、金田さんは「感激もひとしおだ」と喜ぶ。

(北海道新聞より引用)

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